59才から始める喫茶店

59才になって起業しようと考えてます。

供食の原風景

起業にあたって、いろいろと考えてみたが、自分の得意な分野はニッチすぎてとても商売にならないと思った。例えば、精神科看護教育で用いられるプロセスレコードというものがある。患者と自分のやりとりを記録して、その時どう考えたか、感じたかを記述し、コミュニケーションの振り返りを行うものだが、こんなものが得意でも商売には結びつきそうもない。

茶店というのは割と実現性が高そうに思えた。喫茶店という発想に至るのには、供食の原風景というものが関係しているかもしれない。

私の供食の原風景は、ホームレスに対する炊き出しだ。名古屋では40年以上の歴史があるが、初期の炊き出しでは地下鉄構内で味噌雑炊を配っていた(現在は都市高速道路の高架下で丼を配っている)。この味噌雑炊が、中国粥の発想の元になっている。食事を共にすることでコミュニティが生まれる。

誰もが食べれて、お腹が膨れる。簡単に作れて、経費も低廉ですむ。理想の食べ物に思える。これだと思った。